【コラム】高円宮杯、応援席の光景

サポリンSNS登録ユーザーのbartret555さんから
9月7日から開幕する高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会に関するコラムを頂きましたので
掲載いたします。

高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会が、9月7日から開幕します。
そして、北信越プリンスリーグを制したアルビレックス新潟ユースが出場します。
去年の引き続いての2年連続2回目の出場です。
昨年は、グループリーグ3戦3敗、得点1、失点5で良いところなく敗退。
彩翔や大野らには、厳しく辛い高円宮杯となってしまいました。

そして、もっと辛かったのが応援席の光景です。
グループリーグ3試合とも試合会場は、新潟県の隣県である群馬県の前橋市敷島公園内の県立ラグビー・サッカー場。
尚且つ、その3試合の日程は、アルビトップチームの公式戦がない日に、
うまいこと組まれていたのに、応援に駆けつけた一般サポーターは、5人にも満たなかったんです。
応援席にいるのは、大野和成のご両親を始めとした血縁関係者が圧倒的。
応援の仕方も、野球応援用のメガホンを叩いてのアルビレックスコールのみ。
そこで、グループリーグ第2戦では、自分が音頭を取って応援を引っ張りましたけど、それはそれは淋しいものでした。

その一方、同じグループセレッソ大阪U-18の応援風景は立派で、
わざわざ大阪から群馬まで出張ってきた一般サポーター10人くらいが、コールリーダーの下、
太鼓のリズムに合わせて賑々しく応援していました。
ちなみに、同日、セレッソトップチームがJ2のリーグ戦を控えていたのに、それより優先しての応援です。

今年7月にJヴィレッジで開かれたクラブユース選手権大会でも、同様の光景が見られました。
川崎・磐田・横浜FM・横浜FC・C大阪・清水といったユースチームの応援席には、
選手の家族じゃない一般サポーターの姿が、数多く見られました。
けど、新潟の応援者は……

去年の大会にも出場したアルビユースの小林キャプテンは、1年前の応援風景が切なかったのか(?)、
朝日新聞新潟支局の取材に「トップチームみたいに、ユースにも大勢の観客に見に来てもらいたい」と語り、
高円宮杯の応援に、多くの人に来てもらいたい旨のメッセージを発しています。
私自身も、より多くの人と共に、全国大会に出場しているユースの少年達を応援したいです。

高円宮杯のグループリーグ3試合のスケジュールは
9月7日 13時20分 VS鹿児島城西高校
9月13日 13時20分 VS愛媛FCユース
9月15日 13時20分 VS前橋育英高校

見事に、アルビトップチームの試合日、9月14日と重なっていません。
ガソリン価格が下落したとはいえ、まだまだ高水準、前橋市に行くのも大変ですが、
もしも行ける環境にあるのならば、全3試合は無理としても、都合の合う1試合くらいは応援に来て頂けませんでしょうか。
彼らアルビユースの選手たちは、未来のアルビレックス新潟を背負って立つかもしれない「宝」です。
彼らが強くなり、全国大会で数多くの真剣勝負を経験することは、大きな財産となり、血肉となります。
ガンバ大阪が強いのも、ユースの育成の賜物みたいなものです。
アルビユースを応援することは、アルビレックス新潟を応援することと同義だと思います。

このサポーターズリンクを通して、小林主将のお願いどおり、多くの新潟サポが、
特に関東在住の人が、「よし、いっちょ、応援しに行こうか」と足を運んでくれることを願っています。