さあて、いよいよ6月ですね! この時期に活躍してもらいたいのは、内田選手と鈴木監督! なんせ「ジューン!!」ですから。…のっけから暴走気味ですが皆さん付いてきてください!! 梅雨だからってジメジメしている場合ではありませんよ。そんなことしてたら、婚期逃しちゃいますよ。
ん、婚期? ああ、6月といえばジューンブライドではありませんか!!
ジューンブライドとは「6月に結婚すると花嫁が幸せになる」という言い伝えらしいですね。理由は諸説あるんですが、一説だと「ヨーロッパでは6月に雨が少なくハツラツとした月に新生活のスタートが切れる」からということらしいです。
じゃあ雨が多い日本は関係ねーじゃねーかよ!
と軽快に突っ込みを入れますが、めでたいことなんで気にしないでいきましょう。
そもそも結婚とアルビレックスのコラムと関係あるのかって話にもなりますよね。これが大アリなんです!
というのも最近(ここ2、3年)僕の周りで結婚だらけ。しかも、僕が考える限り「アルビレックスがなければこの結婚はなかったんだろうなぁ」ってのが多いんですよ。例えば…(友人が男性なので男性目線なのはご容赦を)
「テンションあがって」~A君のケース~
とある大逆転勝利でスタンドが歓喜に沸いた日のことです。Aくんは嬉しさのあまり、すぐに家に帰る気にはなりませんでした。
そして何を思ったか、ひとりで某大型ゲームセンターに行くことにしたのです。テンションが上がったうえでの行動とはいえ、ひとりではすぐにやることがなくなってしまいます。
ヒマになり困ったとき、そこになんとひとりでヒマそうにしている女性がいるではないですか! 普段であればナンパなんて恥ずかしい…。でも、逆転勝利の余韻はそんな気持ちすらも吹き飛ばしてしまったのです!!
そして、めでたくナンパは成功し、とんとん拍子で結婚することになりました(パチパチ)
いや~、ほんとアルビレックスってすばらしいですね。僕の試算によるとホームでの逆転勝利のたびに新潟県内で約4組のカップルが誕生し、相手チームの2組のカップルが破局を迎えているはずです(なわけねーだろ!)
では他のケースも
「フットサルにて」~B君のケース~
B君はもともとサッカー以外のスポーツ経験者でした。しかしアルビレックス観戦にハマリ、いつのまにか観戦仲間が何人もできました。そして友人のひとりがある日こう言ったのです。
「なあフットサルチーム作ろうぜ」
社会人になり運動する機会が激減していたB君、メタボリック一歩手前なことも後押しして喜んで参加することになりました。B君たちはほぼサッカー未経験者なので女性も一緒にプレイできるような、ワイワイ系のチームを作りました。
学生時代のサークルのような楽しい雰囲気を忘れていたB君にとっては、本当に楽しいチームでした。そして人生の伴侶も見付けてしまったのです(パチパチ)
最近はフットサルチームで知り合ったカップルが結婚なんてケースも多いようです。これは直接アルビとは関係ありませんが、フットサルコートが新潟にこれだけあるのはアルビを中心としたサッカー熱のおかげであるのは間違いありません。そうならなければ、結婚しているふたりが出会うこと自体なかったでしょうし。
いやね、何が言いたいって少子化問題が全国的に問題になっているわけでしょ。新潟はもちろん直面しているんですよ。実際、自治体でそれ対策専用の課を設けたり、税金を投入したりしているんですよね。
そんななかでアルビレックスが出会いという大切な部分で貢献しているのは間違いないわけですよ。だったらそういう視点で評価して、お金のあるみんな(濁した表現ですが…)がよりバックアップ体制を整えてもいいのかなあと。
いずれは最近出現した「アフターバー」で出会いのパーティーを開くとか、そこで出会ったカップルがビッグスワンウェディングするとか、そのふたりの子どもが未来のアルビ戦士になるとかあるかもしれません。
そうなったら、僕もスタンドで大声を出して「ブライド・オブ・新潟」を歌いましょう。
2007年6月4日 13時01分 森下 英矢
PROFILE of 森下 英矢(もりした ひでや)
1981年生まれ。新潟市出身。新潟県を拠点に活動するお笑い集団「NAMARA」のピン芸人。アルビレックス新潟のホームゲームでは場内MCを務め、そのマイクパフォーマンスで4万人のサポーターの魂に火をつけている。趣味・サッカー、競馬、スキー。特技・料理。