2007.06.18 魂の叫び

 ここまでリーグ戦15試合+ナビスコカップ6試合が終わって、実際にこの目で観ることができたのは5試合。今年は減るだろうなあ、とは思っていたけどここまで減ってしまうとは…。リーグ戦の半分、つまり17試合はスタジアムで観たいとは思ってるんだけど、クリアするためには残り19試合で12試合。きっついノルマやなあ。だって20日の横浜FC戦はどう考えても無理。23日の千葉戦もお仕事濃厚で、既に行かないことが決定されているからだ。と、とにかく、し、試合を観ていないので正直いってネタがないのだな(おい)。

 もちろんスカパーで見てはいるんだけど、テレビではどうしてもボール中心の構図になってしまうし、観たいものの100%を見られるわけではない。たとえば2003年の大宮公園でのトニーニョvs船越のマッチアップは、まさに「サッカーは格闘技だ!」的な小競り合いではあったけど、残念ながらスカパーの画面にはふたりのやりとりは映っていなかった。最近だと、日本代表の試合で矢野貴章だけが見たいのにボール中心の構図だと、なかなか彼の姿を目にすることができない、という展開に「ボールはいいから貴章を映せ!」と、思わずテレビ局の電話番号を調べて抗議の電話をかけようとするくらい(よい子は真似したらダメだよ)、魂の叫びの持って行き場のなさを痛感したみなさんも多かったのではないだろうか。

 もっとも普段観ているゴール裏からの視界だって、そんなによく観ることのできる場所ではなくて東北電力スタジアムビッグスワンでいうN2層目のコーナー辺りからの方が、むしろサッカーをよく観ることができる。それでもやっぱりゴール裏に行っちゃったりするのは僕らの声が少しでも選手の背中を押せるんじゃないか、っていうある意味、妄想の世界。だからこそ。たまに行くビッグスワンのゲームで、しかもゴール裏にいるのにも関わらず応援しているはずの選手に対してしょーもないヤジを飛ばしたり、チャンスが潰えるとため息だったり…。逆に2点ビハインドなのに1点取っただけでハイタッチを求められる…とかってのも非常に萎える。アウェイ在住のオレたちにとってはホームのビッグスワンでの試合もアウェイゲームみたいなもので、こんな仕打ちをされちゃったりすると、ホームなのに「アウェイの洗礼」を喰らってしまうことになる。

 とはいえ試合後に試合のネタで飲めることは、たまらなくうらやましい。聞けばビッグスワンでは試合後にオレンジカフェがオープンされているというではないか! せっかくなんだからオレンジカフェだけといわず、スポンサーの各企業さんも屋台を出したらいいのに。タイミングのいいことにもうすぐ蒲原祭り。ビッグスワンをぐるりと囲んでしまうほど屋台が出てたらすばらしいよなあ。

 話がだいぶずれてもたけど要するにまあ、そろそろスタジアムでアルビレックスのサッカーが観たいってことだ。実はたった今、気付いたのだが6月の残り3試合を最後に8月11日まで試合がないではないか! このまま行くと5月6日の甲府戦を最後に3カ月も試合を観ていないことになる。シーズンオフかよっ。なんとか30日の広島戦は、広島戦こそは…。ということで広島戦ではヤジとため息は少なめでお願いしますよ。

2007年6月18日 13時22分 塚田 義

PROFILE of 塚田 義(つかだ ただし)
1972年生まれ。新潟市出身。進学を機に神戸へ。初めてアルビレックスを生観戦した2002年7月の長居(セレッソ大阪戦)以来ズブズブとゴール裏へ。ナニワナイトや関西発バスツアーなど今年も画策中。