2007.09.03 言い訳の秋

さて、9月に入りました!

 今までは「夏だからサッカー」って言ってたのに、秋に入れば「スポーツの秋だよね~」なんて言ってる人が多い! 結局一年中なんですよね、ただ言い訳が欲しいだけで。

 僕も読書の秋といってサッカー雑誌を読みあさったり、芸術の秋といってロナウジーニョのプレービデオを見たり、食欲の秋といって「アルビレックスカレー」を食いまくったり、紅葉の秋だっていって応援で顔を“紅葉”させたり、言い訳だらけの人生です。

 まあ、実際僕は、誰にするんだってくらい背負うものがない生活ですが、家庭を持っていたり親に扶養してもらっている環境であれば、本当に必要ですよね。アウェイに行く小遣いを捻出するのに、年中苦労している人も多いようですし。もちろん、時間を割く理由が必要な場合もあるでしょう。そういう意味では、秋はたくさん弁護できるものがあっていいのかもしれませんね。

 さて、サッカーの試合でのいい訳、特に負け試合のときによく出る言葉といえば、「決定力」です。日本代表なんて、もう飽きちゃうくらい出てくる言葉ですよね。勝ち試合でも言われちゃうくらいですから、すごいもんですよ。

 この言葉は便利で、どんな試合でも1回はチャンスがあるわけで、それ決めて守り切れば勝てるわけですよ。しかも、「今日の試合は決定力が…」なんて言ってるとプチ評論家になれちゃう、ドラえもんのポケットクラスに便利ですよ。ぶっちゃけ「それを言っちゃあ」っていうものでもあるかとは思いますが。

 中断明けのアルビレックスの試合は、これをすごく言いやすい試合が揃っています。帰り道でも、いろんなところで「決定力」という言葉が聞こえます。

 確かに中断明け後の6試合の結果は、すべて先制点を取れば勝ち、取られれば負けですからね。引き分けすらない潔さには脱帽です。とにかくディフェンスの集中が切れる前に点を取れるかどうか、ここに集約する試合が続いているわけです。

 「いきなりVゴール形式」なんですからね! 分かりやすくていいんですが、点が入る前の「真剣で切りあっている感覚」ってのは、恐ろしいもんですよ。“紅葉”度は確実に高い試合が続いています。

 で、負けた試合にしても、先制できそうなチャンスが必ずありましたよね。で、それを決めてれば、おそらく…。いや、やめときましょう。でも「あんとき決めていれば」って、つい思っちゃいますよね。要は決定力ですなぁ。

 でもね、こんだけの熱い試合を一言で片付けちゃうのは、もったいないわけですよ。だからもっと別の感想をしたいものです。

 まさに「○○の秋」のように、たくさんの表現を使いましょうよ!

2007年9月3日 17時05分 森下 英矢

PROFILE of 森下 英矢(もりした ひでや)
1981年生まれ。新潟市出身。新潟県を拠点に活動するお笑い集団「NAMARA」のピン芸人。アルビレックス新潟のホームゲームでは場内MCを務め、そのマイクパフォーマンスで4万人のサポーターの魂に火をつけている。趣味・サッカー、競馬、スキー。特技・料理。