2007.09.10 ローソンカップ参戦記

 今週末の柏戦がローソンサンクスデーということで、それに先駆けてローソンカップが催されるというので、魚沼のサポ中心にして作ったチーム“BIGODE”で参加させて頂くことにした。

 とはいってもこのチーム、昨年11月に始めたばかりで、しかもほとんどが未経験者。ビッグスワンに観戦しに行くようになって、みんなでサッカー談義をしているうちに、自分でもやってみたくなった連中がほとんどだ。数少ない経験者のなかの自分ですら、まともにボールを蹴るのは、よく数えてみたら16年ぶりというドタバタさ。

 個人的には大会などまだまだとも思ったが、いつまでも世間知らずというのもどうかと思うし、なんといってもアルビレックスの主催ということで、思い切って参加に賛成することにした。ただ、このままでは相手にも失礼ということで、今まで通りの練習に加えて参加メンバーの都合のいいときに別に場を設けて練習した。

 出場カテゴリはスーパービギナーとミックス。まずは8月25日にスーパービギナーのカテゴリーの大会の日を迎えた。会場の亀田F3に予定よりもちょっと早く到着すると、参加メンバーの様子がちょっとおかしい。いろいろ考えてから、気が付いた。

 今まで地元の体育館でしか練習してなかったため、人工芝のコートが初めての人間がかなりいる。しかも、フットサル専用コートということで、バレーボールやバスケットボールのラインもない、そこには専用のラインと専用のゴールだけ。ヤバい。完全に会場の雰囲気に飲まれている。

 “せっかく早く来たんだから、なか入ってボール蹴っとけ、走っとけ!”

 走らないボールと滑る足元になかなか慣れないまま突入した大会、2分け3敗で6チーム中5位(しかも2分けの相手が1位と6位ってなんなんだ)。さらに順位決定戦で負けて、最終順位は最下位。ただ、みんなの清々しく満足感のある顔を見たら、自然に全員に“ごくろうさん”と言って握手していた。

 そのなかでひとり、感動して泣いている奴がいた(笑)

 この日、よくなかったことは笑いが少なかったことだ。一生懸命は当たり前だし、そのなかでも楽しかったのだが、その上で、自分たちのイベントは、腹筋が痛くなるくらい笑わなくてはいけない。けっこう自分もいっぱいいっぱいだったようだ、反省。

 そして9月8日、グランセナ新潟サッカースタジアムにてミックスカテゴリーの大会。こちらは5人のうち、女性か40歳以上の男性がふたりは入っていないといけないというルール。8チームをふたつに分けた予選リーグ、1勝1分け1敗で2位通過。

 それ以上によかったのは、チームの大会参加メンバーはもちろん、参加しないメンバーと“BIGODE”のコアサポ(いねーよ、そんなの)を巻き込んでの大盛り上がり。やっぱりこうでなくてはいけない。

 決勝トーナメント1回戦で負けたものの、3位決定戦、1対1、延長でも決着付かず、3人ずつ出してのPK合戦へ。そのPK戦を2対0で制し、3位という順位を得た。(3番目の自分に順番が回ってこなくて超ほっとしていたのは内緒だ)。

もうね、アゲアゲ。

 勝ったということもあるけど、相手チームも(多分)けっこうなネタ系チームだったために、緊張感のあるなかでも大盛り上がりの試合ができた。

 楽しかった。

 残念だったのは、募集したチーム数よりも参加チームがかなり少なかったこと。少なくとも自分たちの参加したカテゴリーは楽しく出れる大会であったと思うし、もっとたくさんのチームがいろんな地域から出てれば、もっと楽しかったんじゃないかな。

 それと欲を言えば、自分たちはかなりな“井のなかの蛙”なので、試合以外でほかのチームの人たち(サポーター)と交流できる企画があったら、もっとよかったなって思った。

 この大会の優勝チームの表彰式がビッグスワンにて、16日の柏戦の試合前に行われるということなので、当日観戦されるみなさん、栄えある第1回ローソンカップをつかんだ彼らの健闘を讃え、温かい拍手を送ってあげて下さい。

 そしてまた、このイベントが今後もずっと続くことを期待しています。株式会社ローソン様、これからもずっとアルビレックス新潟と、それを取り巻く自分たちのサポートをよろしくお願いいたします。

2007年9月10日 20時33分 村山 友康

PROFILE of 村山 友康(むらやま ともやす)
1967年生まれ。十日町市出身。神田先生が新潟に帰って来たということで、市陸で初観戦。元々浦佐の温泉旅館”てじまや”の主人とその周辺の人達が応援に出かけるために出していたバスを他人である村山が途中からバスジャックに成功。通称「魚沼バス」としてプロデュースし、アルビの観客動員に貢献している。ちょっと堅気には見えない顔をしているのが難点だが、魚沼周辺でアルビの友達を作りたい人は勇気を持って話しかけてみよう。(浜崎一さんより)