その2 「ハラを決める」

なーんか変な気分になっちゃってるんだよねぇ~。翌日朝からバイト入れてたし、ありえないはずの明日の19:00に吹田にいることしか考えられてない自分。そしてマジで本当にお金がなかった。その日の全財産は5,000円なかった。

そんな時、ふと家のすぐ近くの青果市場を思い出した。近所の一番利用するコンビニに行く時いつも見ている全国各地のナンバーをつけた長距離トラック。あの中に明日大阪方面に行くトラックきっとあるよな、マジにヒッチハイクでもしてみちゃおっかな~。一瞬魔が差しそんな気分になった。はっと我に戻る。いやいやまさか。電波少年じゃねぇんだしありえんわ。

でも。。。今仮に声かけてみて「今から大阪帰るから乗ってきな」みたいな奴がいたらどうしよう。。そう、前回書いたような「またリマがとんでもないフリーキック決めたらどうしよう。。。」と同じ感覚である。

既に時計は運命の4月13日。たまたまウチに来ていた友人2人もヒッチハイクをやってほしいらしくやたらと煽ってくる。「電波少年ヒッチハイクが忘れさられた時にやるのがいい感じ」
「これでヒッチハイク成功してスタジアムにいたらマジ神だから」
今考えるとこの友人達にも感謝している。

AM1:00過ぎついに腹を決める。
やってやろうじゃねえかヒッチハイク(笑)
そんなこんなでついにヒッチハイクを決意した自分は友人2人と市場のトラックターミナルに向かった。つづく(笑)


2005年7月9日 Vol.2 15節ジェフユナイテッド千葉戦号 「Zのヒッチハイク日誌」

電波少年!この段階で既に相当時代を感じさせます。
たった5年前か~。
ちなみにこのZ君もそのまんまヒッチハイクな人生を送りながらも今では立派な?社会人。新潟に帰って仕事してます。
(Albiway編集部)