2000年3月23日
2000年5月3日改訂
観戦ガイドを書いてみました。
観戦初心者を想定して書いてありますが、観戦経験者にも読んでもらいたい内容です。
2000年5月3日改訂内容
<アルビレックス新潟の紹介>を更新(#5神田、#13寺川)および追加(#8ナシメント)
もくじ
【J2とは】
【J2所属チームの説明】
<アルビレックス新潟の紹介>
<対戦相手チームの説明>
【グッズの購入について】
【観戦について】
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まずは基本的なところからJ2の説明からです。
一般的に「Jリーグ」と呼ばれているJ1とのいくつか違う点があります。J1が前期、後期の2シーズン制であるのに対し、J2は1年を通して戦う1シーズン制。11チーム(それぞれのチームについては後で説明します。)が開幕から勝ち点を重ねていき、通算の勝ち点が多いチームから順位をつけるという方式です。世界的には1シーズン制が「普通」であり、2シーズン制というのは「特殊」な部類に入ります。なぜならホーム&アウエーの2試合をこなすことが公平を期することになるからです。しかしJ2はホーム&アウエーの2回戦制ではありません。ホーム(2回)&アウエー(2回)の4回戦制です。同じ相手と1シーズンで4回対戦するわけです。11チームなので1チームが年間40試合をこなします。さらにナビスコカップ、天皇杯が加わり、J2のチームはJ1以上に苛酷な日程となります。つまり、これだけの日程を消化するために五輪中断がありません。ほぼ年間通してリーグ戦は開催されます。これもJ1とは違う点です。そしてJ1は警告を3枚もらうと1試合の出場停止となりますが、J2では4枚で1試合の出場停止となります。長丁場となるJ2ならではの規定です。そしてシーズンを終えた時点で1位と2位のチームはJ1へ昇格することができます。この「昇格」を目指してこの1年間、11チームがしのぎを削るのです。
◆
次にJ2に所属する11チームの説明です。
まずはこのHPの採点と寸評、観戦記の対象となっているアルビレックス新潟からです。まずは参考までに昨年のアルビレックスを振り返ります。
J2の開幕に備えて今までいた選手を大量解雇し、代わりに多くの選手を補強。雪の影響、設備の貧しさなどから下位が予想されていたが、開幕戦で優勝候補の川崎フロンターレを1ー0で破ると、破竹の開幕7連勝。「春の王者」と専門誌で特集が組まれるほど首位を独走していたが、8節にベガルタ仙台に敗れると、ずるずると3連敗。11節にホームでFC東京を2ー0と下し、首位を奪い返すも、12節からも3連敗と大きく順位を下げる。中断明けにサガン鳥栖、仙台に大勝するも大分トリニータ、川崎に連敗。その後、東京、川崎に勝利、コンサドーレ札幌と引き分け、昇格に望みをつないだが、ヴァンフォーレ甲府に引き分け、大宮アルディージャ、仙台に痛恨の連敗。ここから26節の大分戦以降、アウエーで勝ち、ホームでは負けるという奇妙な現象が33節の鳥栖戦まで続く。ようやくホームで勝ち星をあげたのは34節の大分戦。気がつけば4連勝で最終戦、東京をホームに迎えるが、0ー1の惜敗。東京が大分を逆転し、昇格を決め、目の前で東京の胴上げを見ることとなる。結局4位でシーズンを終え、天皇杯では1回戦、2回戦を苦戦しながらも勝ち進み、3回戦で浦和レッズに1ー3の完敗。ここで’99年のシーズンは幕を閉じる。しかし、オフに激震が走る。4位という好成績にもかかわらず、10人の大量解雇。その中には出場停止の1試合を除き全試合出場、豊富な運動量で中盤を支えた水越潤(現ジャトコ)も含まれていた。さらに中心選手の瀬戸春樹が大分へ移籍。清水エスパルスから服部浩紀、横浜Fマリノスから神田勝夫など8選手を補強し、’00シーズンを迎える。
そしてここから今年のアルビレックス新潟の紹介です。
監督は永井良和。アルビレックスの指揮をとって今年で3年目。昨年以上の成績が求められます。
選手はポジション別に。
残念ながら新加入選手についてはまだ特徴をつかんでいないので、簡単な紹介しかできません。
GK #20 木寺 浩一 181cm 70kg
他チームでは中堅とされる年齢ながら、若手の多いアルビレックスではベテラン扱い。木寺の特徴は大きな声と至近距離からのシュートへの反応の早さ。声は本当に大きいです。これはDFへの指示が必要なGK にとってはとても重要なこと。そして至近距離からのシュートへの反応の良さ。今まで何回もダメだ。やられた。と思っても、木寺が止めてくれて勝った試合が何試合もあります。
GK #1 吉原 慎也 185cm 76kg
昨季、横浜Fマリノスからのレンタル移籍でアルビレックスに加入。甘いマスクで女性ファン多し。吉原の特徴はなんといっても守備範囲の広さ。特に空中戦の強さはJ2屈指。信じられないくらいジャンプ力があります。具体的に言うと吉原は新潟市陸のメインスタンドのサクにジャンプして手が届きます。
GK #21 野沢 洋輔 181cm 77kg
今季、清水エスパルスから新加入の選手です。若手ながら積極的な飛び出しでゴールを守ります。
右SB #2 木沢 正徳 170cm 65kg
言わずと知れたアルビレックスの主将。闘将と呼ばれるほどピッチの中では熱いプレーを見せる反面、グラウンドの外では非常にシャイな選手です。ただ人一倍自分とチームに厳しく、負けた試合の後はものすごいこわい顔してますが。木沢の特徴は俊足とテクニックを活かしたオーバーラップと正確なサイドチェンジができる右足のダイレクトキックです。木沢がボールを持って右サイドを駆け上がるだけで新潟市陸のスタンドが湧きます。それくらいチャンスに結びつく可能性が高いのです。そして上がってからセンタリングかとおもいきやスルーパスやシュートなどバリエーションも豊富です。そしてダイレクトキックでのサイドチェンジは主に左SBの中野へ送る場面が多いです。見れば分かりますがJ1でもこれだけ長いサイドチェンジができる選手はそうそうにいません。つまり、木沢はアルビレックスの攻撃の起点なのです。
右SB #19 井上 公平 174cm 67kg
今季、ジェフ市原からの新加入選手です。本職はサイドバックながら中盤とDFならどのポジションでもこなせるユーリティリープレイヤーです。
左SB #12 中野 圭一郎 171cm 68kg
アルビレックスでは数少ない妻帯者。奥さん、かなりの美人です。昨シーズンは左ヒザにテーピングをまきながらプレーでしたが、オフに手術をうけ、万全のコンディションでシーズンに臨みます。中野の特徴はバランスの良さ。右サイドからの攻撃が多いアルビレックスにおいて、左サイドでうまくバランスをとってのプレーぶりはまだ大学を卒業して3年目の選手であることを忘れさせてくれます。必然的に守備に重点をおくことが多いのですが、1対1に強くほとんど抜かれることがありません。木沢ほど回数は多くない中野のオーバーラップですが、木沢とは違いタイミングをはかって攻め上がってボールを受けることが多いです。
左SB #5 神田 勝夫 182cm 74kg
セレッソからFマリノスを経て今期から、アルビレックス新潟に加入した神田の持ち味は左足の正確なロングキックとベテランらしく読みを活かしたインターセプトです。さらに本職の左サイドバックのポジション以外にもセンターバック、ボランチ、攻撃的MF、フォワードまでこなせます。数少ない新潟出身の選手であり、日本代表での国際Aマッチ出場経験者でもあります。唯一ともいえる欠点は年齢からくるスタミナ不足でしょう。試合によって終盤急激に運動量が衰えることがあるのが残念です。
CB #3 セルジオ 184cm 73kg
誰にでも優しいセルジオはアルビレックスで非常に人気のある選手の一人です。勝った試合の後に必ずスタンドに来てくれますし、サインや握手にもいつでも気軽に応じてくれます。セルジオの特徴はセルジオ越後の壁という横断幕の通り、壁となるディフェンスです。気迫あふれるスライディング、相手を寄せ付けないヘディング。ただ、セルジオがスライディングタックルをするとボールにいっていても相手選手は大抵吹き飛んでしまうので、警告をもらってしまうことが度々あります。
CB #4 柴 暢彦 179cm 73kg
昨季、大分FC(現大分トリニータ)から移籍してきた柴の特徴は打点の高いヘディングと激しいながらも警告をもらわないディフェンスです。身長は180cm ないのですが、ヘディングの高さは決して背の高い選手にもひけをとりません。昨年、ヘディングで2点取っていることで十分証明できると思います。そしてときおり激しいスラインディングタックルをしますが、確実にボールだけをとらえているのでファールになりません。守備の技術の高い選手です。タイプとしては剛、ストッパータイプの選手です。
CB #14 高橋 直樹 178cm 68kg
昨年の前半戦はサブにも入れなかった高橋もいまではアルビレックスの守備の要。ルーキーとしてあり余る活躍を見せてくれました。福岡大の先輩、柴とコンビは非常に見ていて安心できます。 高橋の特徴はすべてをそつなくこなす器用さでしょう。不得意なプレーが見当たりません。空中戦、1対1、他の選手への指示。すべてを無難にこなします。柴を剛とするなら高橋は柔、スイーパータイプの選手です。
MF #6 秋葉 忠宏 173cm 68kg
アトランタ五輪に出場の経験を持つ秋葉はアルビレックスの副主将です。年齢は高くはないですが、数多くの経験を持っています。秋葉の特徴は体力の続く限りの中盤での守備とカバーリング能力です。見ためは足が速そうに見えないかもしれませんが、かなりの俊足です。素早い判断がさらに速くみせているのかもしれません。中盤で危険な地点を察知するとすぐさまダッシュで相手の攻撃の芽を摘み取ります。こぼれ球への反応も速いです。そしてDFラインに手薄なところをみつけるとすぐさまカバーに入ります。目立たないかもしれませんが秋葉はアルビレックスの縁の下の力持ちなのです。
MF #18 式田 高義 168cm 67kg
昨季、練習生から途中入団した式田の特徴は誰にも負けないハングリー精神でしょう。特徴がハングリー精神と書くと、技術的に取り柄のない選手だと思うかも知れません。しかしスタジアムで式田を見れば分かるはずです。決して足が速いわけはないのに、最後までボールを追いかける。その結果として何回貴重なゴールを生み出しているでしょうか。チームが苦しいときほど活躍できる、これはハングリー精神からくるものだと思ってます。
MF #22 長谷川 太一 178cm 65kg
昨季、途中入団ながら人気、テクニックはチームでも十分上位に入る太一の特徴は技術を活かしたドリブル突破とスルーパスでしょう。ドリブルは強引というよりは華麗、つまり見る人にスルスルと簡単にかわしていく印象を与えます。そして広い視野と高い技術から繰り出されるスルーパスも大きなチャンスを作り出します。まだ19歳ということを考えると将来が非常に楽しみな選手です。
MF #16 小林 高道 168cm 60kg
数少ない地元出身の選手として期待されていますが、なかなか試合に出場できていません。左足のキックを武器にまずはベンチ入りを狙いたいところです。
MF #7 堂森 勝利 178cm 72kg
今季、セレッソ大阪からの新加入の選手です。パスのセンスに優れ、ボランチも攻撃的MFもこなせます。
MF #10 マルコ 173cm 65kg
今季、ブラジルからの新加入の選手です。監督が左足から繰り出される巧みなパスに惚れ込み、スカウトしてきた選手です。
MF #13 寺川 能人 181cm 65kg
ジェフ市原から新加入した寺川の長所は柔らかいパスと正確なロングキックです。滝川二高時代、その風貌(当時長髪)とパスセンスから「滝二のラモス」と呼ばれていました。中盤の低い位置から大きく展開することができるのでボランチに起用されることが多いのですが、フィジカルが弱いので守備、主に接触プレーがあまり得意ではありません。フィジカルを鍛えることが今後の課題であり、定位置確保のための条件でもあります。
MF #15 本間 勲 172cm 60kg
地元出身ながら習志野高校で背番号10をつけ、国体では優勝も経験している期待の若手選手です。
FW #11 鳴尾 直軌 174cm 70kg
甘いマスクとは裏腹に泥臭いプレーを得意とする鳴尾の特徴はロングスローと体を張ったプレーでしょう。ロングスローと言いながら、実際はミドルスローな選手が多いなか、鳴尾は本当にゴール中央まで投げることができます。まさにスローインがCKの役割をできるのです。これでいくつのチャンスを生み出しているでしょうか。そして決して体が大きいわけではないのですが、体を張ったプレーが得意です。特に中盤からのパスを相手DFと体を入れ替えての突破はそのままチャンスにつながります。昨シーズン中盤まではいつも笑顔の鳴尾でしたが、いまでは闘う顔になっています。殺気あふれるくらいの執念でゴールを狙います。
FW #17 鈴木 慎吾 168cm 63kg
昨年、5試合連続ゴールのJ2記録を作ったシンゴの特徴は切れ味鋭いドリブル突破と正確なシュートです。鋭い切り返しでDFを次々とかわしていく突破はアルビレックスの大きな武器です。そして5試合連続ゴールにくわえ、昨年鳴尾とともにチーム得点王だったことから証明されるように、シュートは正確です。特に左足から繰り出される強いシュートで今まで何回も敵のゴールネットを揺らしてきました。
FW #9 服部 浩紀 180cm 77kg
今季、清水エスパルスから新加入の選手です。豊富な運動量を活かした前線からのチェックでボールを奪い、強引な突破でゴールを狙います。
FW #8 ナシメント 176cm 66kg
京都サンガからレンタルでアルビレックス新潟に移籍してきたナシメントの特徴は献身的な前線からの守備とトリッキーなドリブルです。ブラジル人には珍しい生真面目な性格の持ち主で、監督の指示を忠実に守り、懸命にボールを追います。ドリブルは昨年までいたサウロほどトリッキーではありませんが、攻撃時のアクセントとして大きくチームに貢献しています。今後の課題として、ゴール前での勝負弱さを克服することが求められます。チャンスを確実にゴールに結びつけるようになればさらなる活躍が期待できるでしょう。
ホームスタジアムは新潟市陸上競技場。アクセスについては後で説明します。
次に対戦相手となる10チームの説明です。
コンサドーレ札幌 昨年の対戦成績 2勝1敗1分け
フランスワールドカップで日本代表を指揮した岡田監督が率いるコンサドーレ。昨年は優勝候補に挙げられていながら、なかなか波に乗れず結局最終成績は5位。今年はオフにエースの吉原をガンバに放出(期限付き移籍)したものの、元日本代表の高木、元ユース代表の播戸、さらにブラジルユース代表のエメルソンを補強。ホームの厚別競技場は常に大勢のサポーターが詰めかけ、大きな声援を送り続ける。
ベガルタ仙台 昨年の対戦成績 2勝2敗
新潟と仙台の試合は荒れることが多い。昨年4試合で退場者は4人。警告にいたっては数えきれない。オフに大量補強を行い、昨年途中に就任した清水監督が今年も指揮をとる。注目選手は山形から移籍してきた平間。スピードあふれる突破でDFラインを突破する。
モンテディオ山形 昨年の対戦成績 2勝2敗
昨年の最終戦で大分の昇格を阻んだモンテディオ山形。昨年「3年でJ1へ」の目標を掲げて就任した植木監督が今年も指揮をとる。昨年の得点ランク2位の真下と甲府から移籍してきた堀井の快速2トップは脅威。
水戸ホーリーホック 昨年の対戦 なし
今季、JFLから昇格し、J2へ初参加。実は96年にアルビレオ新潟(当時)のJFL昇格を阻んだチーム。J2に備え、多くの選手を入れ替え、登録選手は35人を数える。さらに監督はJ2で唯一の外国人ブランコ監督。注目選手は昨年途中加入ながら昇格に大きく貢献した南。左サイドから攻撃の起点を作る。
大宮アルディージャ 昨年の対戦成績 1勝3敗
昨年、リーグ終盤に驚異の勝率を残した大宮アルディージャ。ピム前監督の築き上げた攻撃サッカーをヘッドコーチから昇格の三浦監督が引き継ぐ。J1から元日本代表の野口、元五輪代表の菊池、さらにブラジルから決定力のあるジョルジーニョを補強し、上位進出を狙う。
浦和レッドダイアモンズ 昨年の対戦成績 1敗(天皇杯)
昨年、得失点差で涙をのみ、まさかのJ2降格。しかし小野、福田ら主力は放出せず、何が何でもJ1への復帰を狙う。昨年のメンバーに鹿島から阿部、室井が加わり、層は厚くなったものの各チームから集中マークを受けることは必至。監督は三菱重工時代に2部落ちしたチームを1年で復帰させた手腕を買われ、斎藤監督が就任。小野が代表の試合、五輪でチームを離れることの多いチームをどう指揮していくかに注目が集まる。
湘南ベルマーレ 昨年の対戦 なし
クラブの緊縮財政の影響で主力を放出し、若手中心のチームでJ1を戦ったが、結果を残せずにJ2に降格。元日本代表の前園、元五輪代表の松原、さらに仙台から阿部を補強し、ヴェルディ川崎を指揮した経験を持つ加藤久を監督に迎え、J1復帰を狙う。
ヴァンフォーレ甲府 昨年の対戦成績 2勝1敗1分け
昨年は屈辱の最下位。さらに主力だった堀井、大柴、木村を放出し、今年も苦戦が予想される。2年ぶりに塚田監督が現場に復帰。23人の少数精鋭を指揮する。注目選手は市原から加入した金。スピードを生かし、ゴールを狙う新エース。
サガン鳥栖 昨年の対戦成績 4勝
高祖監督を新たに迎え、積極的には補強を行わず、昨年のメンバーを中心にJ2を戦う。日本屈指の鳥栖スタジアムをホームに持ちながらも観客動員数はあまり多くない。注目選手は竹元。昨年終盤のケガで復帰は6月頃になるが、高い得点感覚でチームを勝利に導く。
大分トリニータ 昨年の対戦成績 2勝2敗
昨年は最終戦で山形に引き分け、逆転で昇格を逃した大分トリニータ。今年は絶対昇格を目指し、大量補強を敢行。その中には昨年新潟に在籍した瀬戸も含まれる。監督はJ2の名将と呼ばれる石崎監督。昨年同様対戦相手によって布陣を変える戦術で昇格を狙う。
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次にグッズの購入の仕方です。グッズを入手する方法は2つあります。ひとつは新潟市陸での試合の日に売店で購入する方法、もうひとつは全国にあるフラッグスタウンで購入する方法です。ただフラッグスタウンは地元チームへの偏り(東京のフラッグスタウンにはFC東京のグッズが多く、大宮と浦和のグッズが少しある)が大きいので、結局は新潟のフラッグスタウンで購入することになるかもしれません。売店で売っているグッズとフラッグスタウンで売っているグッズは同じデザインのものがありますが(フラッグ、メガホンなど)、違うデザインのものもあります。(タオルマフラーやステッカー)なぜか違うものがあるかというと製作元が違うのです。フラッグスタウンはJリーグが販売しており、売店のグッズはクラブが販売しています。つまり、売店で購入すると直接クラブへの収入となり、よりチームへ貢献することができます。フラッグスタウンで購入した場合はJリーグの利益となり、後々各クラブへ分配されますが、直接にはクラブの収入とはなりません。つけくわえるならば、タオルマフラーに限っていえば昨年は売店の方がいいデザインでした。
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最後に観戦についてです。
まずは観戦場所です。新潟市陸はメインスタンドとバックスタンド(ゴール裏含む)では席の値段が違います。メインスタンドは前売で2000円当日券では2300円となります。バックスタンドは前売で1500円、当日券では1800円になります。小学生、中学生、高校生はメイン、バックを問わず、前売500円、当日券700円となります。
メインスタンドは高いだけあってピッチが見やすく、中央の部分は屋根もあります。ここではじっくり座って観戦する人が多いようです。メガホンを鳴らす人はたくさんいますが、大きな声で選手に声援を送る人は少ないです。また見やすいのでカメラを持って選手を撮影している人も多いです。
バックスタンドはいくつかに分けて説明します。
まずは敵チームのゴール裏。ここはもちろん相手チームのサポーターが大きな声で応援するための席です。新潟を応援する人はここではゴールが決まってもは騒ぎづらいでしょう。
新潟側のゴール裏。ここは新潟のサポーターグループD.E.N.がいます。大きな声で選手に声援を送りたい人にはうってつけの場所です。
参考までにD.E.N.のHPのURLを載せておきます。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/2689/index.htm (※現在は存在しません)
バックスタンドに向かう途中のコーナー部分。ここはサポーターグループの連絡協議会である翼の会がいます。昨年まではゴール裏で応援をしていましたが、今年からはこのコーナー部分で応援をするようです。
新潟側のバックスタンドはメインとゴール裏とちょうど中間のテンションでしょうか。じっくり観戦したい人もいれば、大きな声で声援を送る人もいます。また新潟市陸はバックスタンドとゴール裏がつながっているので、最初はバックスタンドで観戦して大きな声を出して応援したくなったら、ゴール裏へ移動することもできます。
アウエー側のバックスタンドは基本的には一番空いていてのんびり観戦できる場所です。しかし敵チームによってはゴール裏ではなくバックスタンドで応援するチームもいるので注意してください。
最後に観戦ルールです。
当然のことですが新潟市陸は禁煙です。火災の原因になりますし、タバコの煙は周りの人達への迷惑になるので喫煙は喫煙場所でお願いします。
ピッチへ乱入、物を投げ入れることも厳禁です。乱入した場合、高額な罰金を払うことになります。物を投げ入れた場合も警備員に連行されることになります。
また雨の日にカサをさすことはやめましょう。なぜなら後ろの人の観戦の邪魔になりますし、横の人に雨の滴がカサをつたって垂れることがあります。基本的にはポンチョなど雨具を着用することが望ましいと思います。
ただ周りに人が全然いない場合はカサをさしてもいいと思います。周りの迷惑にならないわけですから。
次にフラッグです。フラッグを振ることを規制する必要なんてないのですが、大きいフラッグの場合、後ろに座っている人の観戦の邪魔になることが多いのです。できれば大きいフラッグを振るのは選手入場、ゴールシーン、試合終了などだけにした方がいいかもしれません。
次は横断幕についてです。基本的に新潟市陸には横断幕禁止の箇所はなかったと思います。ただ貼ることのできるスペースは限られています。早めにスタジアム入りして場所を確保する必要があります。
ここからは僕からの個人的な要望が多分に含まれています。メイン、バック、ゴール裏に限らず、観戦する人すべてへのお願いです。素晴らしいプレーには大きな拍手で選手を讃えてみませんか。ゴールシーンはもちろんですが、惜しいシュート、GKのファインセーブ、間一髪でのDFのクリア。観客席から選手のプレーにリアクションを起こし、選手に自分達観客のことをアピールしてみませんか。選手達に「見られている」という意識を強くもってもらうことで、選手にプロ意識を再確認してもらう。これだけの観客から応援されているということを認識してもらい、より素晴らしいプレーを引き出せるように。「審判は試合の演出者」という言葉を聞きますが、観客も試合の演出者だと思います。大きな声を出すことは難しくても、拍手をすることはそんなに難しいことではないと思います。
新潟市陸が日本一選手を勇気づけることのできるスタジアムになることを願っています。