1999.07.11　第17節　MatchReport 新潟×大分

GK ＃２０ 吉原 5.5
１失点目は虚をつかれ、反応が遅れていた。そこまでに枠に来なかったとはいえ２本、ミドルシュートを打たれている以上、警戒が必要。今回はときおり声をだして指示をだす姿がみることができた。

DF ＃２ 木沢 5.0
集中してないのか単純なミスパスが目立った。それ以上に主将として味方を鼓舞する姿が見られなかったのは残念。ただ攻め上がったときのドリブルの切れ味を見るとじょじょに調子は戻ってきている。

DF ＃４ 柴 5.0
基本的にはミスはなかった。しかしセルジオがいない以上、DFリーダーとしての自覚に期待したが、いつもとかわらず。悪い意味でクールすぎる。

DF ＃１２ 中野 4.5
徹底的に狙われてほとんどこちらサイドから攻められた。仙台戦でも見られたがリカルドと二人でチェックするときに間を抜かれることが何回かあった。２人置き去りにされるため、間違いなくピンチとなる。失点にこそならなかったものの次節からも狙われる恐れあり。前半のリカルドへのクロスは素晴らしかった。

DF ＃１４ 高橋 5.0
ある程度できることが証明されたが、１失点目は高橋のチェックが遅れたことが原因のひとつ。あの場面CBがペナ外の選手にチェックにいくことは危険だがせめて秋葉や瀬戸に声をかけることが必要。空中戦はほとんど競り負けず、セルジオがいなかったから負けたとは言えない。後半は唯一とも言える枠へ行ったヘディングシュートは惜しかった。

MF ＃２２ 秋葉 5.5
高いディフェンス能力を生かし、ボールを奪ってはいたものの、前線へのフィードへ迷いが多く見られ、速攻のチャンスをつぶしていた。

MF ＃７ 瀬戸 5.5
あまり調子の波のない選手だが、今回はいままでで一番悪かった。ほとんど消えていた。後半から何度か前線へパスを送っていたもののディフェンスに回る姿があまり見られず。

MF ＃６ 水越 4.0
ほとんどボールにからめず。後半からすこしドリブル突破が見られたものの全体的にはこの試合でもっとも悪かった選手。チェックが遅く、FWへのフォローもできていなかった。もっと早く交代しても良かったのでは。

MF ＃９ リカルド 4.5
水越の不調から走る量が増え、いつも以上に体力切れが早くなった。前線への飛びだしが少なく、前節にくらべゴールへの気持ちが少なかった。リカルドもほとんどFWのフォローができず、結果として水越とともにFWを見殺しにした。

FW ＃１０ サウロ 5.0
前半開始直後は調子良かったが、流れが相手に傾くとファールをする悪癖はあいかわらず。FWの高さを考えると交代は早すぎた。

FW ＃１１ 鳴尾 5.0
コンディションが悪かったのか、精彩を欠いたプレーが多かった。前線からのチェックができず、サウロが交代してからは１トップでは何もできなかった。相手CKのとき、鳴尾はファーの選手をマークしていたが、ポジショニングが悪く、完全に競り負けることがあった。

MF ＃１７ 鈴木 6.0
この試合で唯一、戦う気持ちを前面にだしてプレーしていた。リズムを変えるべく、パスを裁き、走っていたのは鈴木だけのように感じた。うまくサイドをドリブルで崩してもゴール前には鳴尾しか居らず、合わせることはできなかったのは残念。

MF ＃８ 筒井 4.0
またもや完全に消えていた。交代で入ってリズムを変えられる選手ではないようだ。

MF ＃１５ 池田 4.5
交代選手としての意図がまったく見えなかった。こういうチャンスにアピールできないと次回からベンチ入りも難しい。

監督 永井 良和
ハーフタイムの指示をききたい。前半とほとんどかわってなかった。FWが密着マークしている以上、２列目からの飛びだしを徹底してほしかった。結果的に中心選手であっても調子が悪かったら代える勇気のある監督と代えることのできない監督との差がでたかたちとなった。

今回は特別に選手、監督以外も採点と寸評を書きます。

主審 小幡 5.5
流すべき場面を流さないなど、細かいミスはあったが、ほぼ公平にジャッジできていた。体を寄せてチェックする大分より出足が遅れて足でチェックする新潟がファールが多いのは当然。

新潟ゴール裏 3.5
試合開始直前にアクシデントがあったとはいえ、まったく選手へのサポートができていなかった。気持ちはどこに向かっていたのだろうか。はっきり言って自滅していた。監督の采配より試合の流れを変える力があると信じていたため非常に残念。

アルビサポ 3.0
怒るゴール裏と無気力な選手達と自分との言葉にできない温度差にショックを受け、試合を冷静に見れず。そのような状態で書いた採点と寸評は過去最悪の出来。