2006.10.16 清水へ行こう

 先日のローソンサンクスデーでは、ローソンさんのお声掛けでアウェイ専門情報フリーペーパーAlbiWAYがホーム新潟に初上陸した。初めて手に取った方も多かったと思います。内容はいかがでしたでしょうか? 自画自賛じゃないけど僕らサポーターの手作りとは言え、なかなかの出来映えでしょ。今回のテーマは「アウェイに行こう!」。時間と幾ばくかの金銭的余裕があるなら、是非ともアウェイに行って欲しい。

 さて、3連勝を続けたアルビレックスも勝ち点1のみで、勢いもちょっと一休みになってしまった。僕はこの日、知人の結婚式で大阪に行くことになり、AlbiWAYがホーム初上陸だと言うのに現場に行けず、テレビ観戦。幸運にも相手が京都だったので関西に居た僕は京都テレビの放送を見ることが出来た。

 テレビで見るとそれほど悪い状態ではない、と感じた。新潟の戦い方は、それまでの連勝中と全く変わらない。ただ、歯車のいくつかが欠けている。そんな印象を持ったゲームだった。良いシナリオは書けているのに、演じている役者はイメージ通り演じられない。別の言い方ではそんな感じだろうか。

 残念がってばかりもいられないので、次のアウェイ戦のことを考えよう。

 次節は清水エスパルス。今年のエスパルスは強い。で、残念ながらアウェイではめっぽう弱い(失礼)新潟を応援しに行って、選手の後押しをしようではありませんか。サッカーどころ清水のホーム日本平はサッカー専用スタジアム。いい意味で小ぢんまりとしたスタジアムは臨場感抜群。皆さんがちょっとでも多く集まればサイズ的にはアウェイ側スタンドはすぐにいっぱいになる。また、スタジアムではJリーグ一のエンターテイナー、マスコットのパルちゃんが敵味方関係なくスタジアムを盛り上げてくれる。

 アウェイ旅行のもうひとつの愉しみである「食」。清水はここがキモ。魚が旨い。清水で魚を食べるならなんと言っても寿司だ。ヘタに寿司屋を探さなくとも、エスパルスドリームプラザ内のお寿司屋で充分に美味しいぞ。また、もしあなたに時間の余裕があるなら、ちょっと足を伸ばして焼津港まで行ってみてもいいだろう。カツオとマグロ水揚げでは世界で有数の規模を誇る焼津港でマグロづくしなんていうのもアリ。おみやげに名産の干物、なんていうチョイスもちょっと洒落ている。(そんなことはないか)

 食べて美味しい、試合に勝って二度おいしいアウェイ旅行。

 そんなワケでもう一回言う。行きませんか? 清水まで。

 新潟からだとチト行きにくいの玉にキズ。でもそれを乗り越えられるだけの理由が清水にはある。新潟にJリーグのチームがなけりゃ清水に行く機会なんてそうないでしょ。だから行ったほうがいいって。

 え? なんでそんなに薦めるかって?

 本音で言うと、狭いアウェイスタンドが埋まったのを見たことがないから。行ってみようよ清水まで。後悔しないからさ。

2006年10月16日 22時50分 篠崎 徹

PROFILE of 篠崎 徹
しのざき とおる 1966年生まれ。東京都出身。W杯やアルビレックスJ1昇格など新潟サッカー界で一番オイシイ時期を新潟で過ごす。2004年に東京へ転勤。以後アウェイでのアルビレックスを盛り上げようと日々奮闘中。