いやぁ、今年もホームがやたら強いですね。ビッグスワン不敗神話第2章~東北電ス編~が大好評継続中です。
ああ、「東北電ス」は東北電力ビッグスワンスタジアムのもっとも短い公式の略称なんですが、トウホクデンっす! みたいな響きが気に入って最近ひとりで使っています。もし可能でしたら皆さんの力で流行らせてください。こうやって日本語は破壊されていくんだと突っ込まれそうですけどね。
さて、アルビレックスがホームで勝利すると僕らスタジアムMCにとってもいいことづくめ。なんせ、ヒーローインタビューが出来るわけですからね。普段から知名度の低さ、特に顔の売れてなさには定評のある私、森下です。2年ほど前に同僚であるヤングキャベツと3人でアルビレックス新潟の選手サイン会で出来た行列の脇を通り、どっちが気付かれるか競い合ったところ、大惨敗を喫したこともあります。自分ではホームだと思っていたのに・・・どアウェイでした。
そんな哀れな僕に脇役とはいえビッグスワンの大型映像に顔が映し出されるってのは大きなチャンス。しかし、勝たなければこのチャンスは訪れません。必然的に応援にも熱が入るというものです(いや、普通にチームが勝って欲しいだけなんですが)。さらに勝利濃厚なときは誰がヒーローかという予想を試合中にしています。インタビューする内容や聞き方を考えないといけませんからね。
聞き方というのは重要です。以前所属していた某選手とのやりとりでは・・・
森下 「素晴らしい試合でしたね!」
選手 「そうっすね」
森下 「見事なゴールでしたね!」
選手 「そうっすね」
という、非常に困った感じに仕上がってしまったこともあります。
選手によっては喋りやすいように「1点目のゴール、ご自分ではいかがでしたか?」と聞き方を変えなければいけません。逆に、話し上手な選手には最初の聞き方のように広く聞いて本人が言いたいことを喋れるようにという配慮が必要になります。なんて偉そうなことを言ってますが、実際ピッチに降りると、考えていたことなんてぶっ飛んでいるんですけどね(笑)。
さて、そして今年です。2007ホーム初勝利はナビスコカップの鹿島戦でした。記念すべき今季第一回ヒーローはマルシオ・リシャルデス選手!! いや~、新加入選手なのでドキドキもんでしたよ。だって初対面ですよ。僕もしょうしがりの新潟人ですからね。でも、評判どおりマジメな選手なようで、しっかりコメントしてくれました。サポーターの皆さんにもいいご挨拶になったと思います。
試合終了後のお楽しみであるヒーローインタビュー。僕の数少ない顔出しの場でもありますので、それまでお帰りにならずに見ていただけると嬉しいです!!
2007年4月2日 14時15分 森下 英矢
PROFILE of 森下 英矢(もりした ひでや)
1981年生まれ。新潟市出身。新潟県を拠点に活動するお笑い集団「NAMARA」のピン芸人。アルビレックス新潟のホームゲームでは場内MCを務め、そのマイクパフォーマンスで4万人のサポーターの魂に火をつけている。趣味・サッカー、競馬、スキー。特技・料