【コラム】機嫌つき移籍

三号と重複したようだが、気にせずいってみよう。

本日はナビスコ杯予選、アウェーで大宮との試合だ。しかし今朝の新潟日報の記事によると、すでにここまで3得点と大活躍を見せているペドロ・ジュニオール選手(ブラジル)が 、契約条件により本日の試合に出場できないという。

今年、大宮からの期限付き移籍で新潟に来たペドロジュニオール。 昨年の開幕戦では新潟守備陣をちんちんにし、豊かな才能を見せつけたブラジル人選手だ。とろこがチーム内でいろいろあったらしく(詳細不明)シーズン序盤でブラジルに帰国。大宮サポーターからは『ホームシックか?』などともささやかれていた。

そのまま二度と日本の土を踏むことは無いだろうと思わせたものの、なんと今年、期限付き移籍で新潟に入団することになった。

『そんな選手獲って、だいじょうぶなのかよ?』という新潟サポーターの心配をよそに、もしくは、”大宮を出された選手はその後大成功する”という噂を具現化するかのように、ペドロは09年開幕戦のFC東京戦で2得点、さらに2節鹿島戦でも得点をあげ、3節終了で3得点と大物選手ぶりを存分にアピール。 矢野が日本代表戦に招集されたこともあり、また、今年こそ決勝トーナメント進出を狙う新潟にとって、ナビスコ予選最初の大宮戦にかけるペドロへの期待も高かった。

ところが意外なトラップが用意されていた。なんと大宮側は期限付き移籍の条件として、”ウチとの試合は、出ちゃだめだかんね” という要項を盛り込んでいたのである。 ペドロの驚異を充分に知っているが故の防御策なのか、あるいは単なる嫌がらせなのか。

“ブラジルではよくあること”(新潟日報より) というが 新潟サポ全員、今日の新聞を読んで 「ぽかーん」 である。

まあいい。ケーキが食べられなければ、コシヒカリを食べるだけだ。

予言しよう。
今日の試合、大島が大活躍、そして”新潟のセクスィー課長”こと、チョ・ヨンチョルが、 Jにその名を轟かすはずだ。そして某易者の口まねで大宮に言おう、『あんた、地獄に堕ちるわよ』と。

それにしても大宮、年月が経過したことでJ2時代の遺恨が薄れてきたと思ったら、こちらの機嫌をわざわざ棒で突くような移籍演出である。これがホントの機嫌突き移籍ってか? 憎いぜこんちくしょう。