昨年末、サポリンブログ担当の元に「2001年初頭に『はまいち』氏が書いた、表題に関する文章が読みたい」とのリクエストが舞い込む。
黒崎監督就任決定で、なんとタイムリーなリクエスト!
ということで、探し出してきたその文章をここに掲載。
書いた本人が読み返して一言。
「懐かしい。
主観丸出しで書いてるのがいいな。」
▼引用 : 田舎者に捧ぐ – 風流日記 –
2001年2月12日(月)
学校が停電で入れないのでアルビの練習を見に行く。
練習終了直後に黒崎があらわれた。オイオイ。決まっちまったらしい。
黒崎に声をかける時にちょっと雰囲気に飲まれそうだったから「黒崎もなかなか凄いけどアゴだったら秋葉の方が全然凄いぞ。」と自分に言い聞かせて平常心を保った。
「鳴尾を手放したんだから」っちゅ-事で聞いておいた。答えは
「(得点王)期待してください。」
だってさ。シーズン始まっても頑張っている様なら期待してやろうじゃないの。
▼引用 : still growing up BBS
interview with 投稿者:はまいち 投稿日: 2月13日(火)12時10分33秒
2月12日正午、駅南フットサルコートにて
午前中の練習メニューを終えたばかりの選手達がネットごしに円陣を組んで監督の話を聞いていた。
黒のロングコートを着た長身の選手を連れて若杉さんが合流した。その人はTVで何度も顔を見たはずの人だったが名前が出てこない。誰だ?
え?
え?
脳みそが止まった。周辺の人がうろたえている。
「何で黒崎がいるの?」
俺の脳みそが動きはじめるよりも早く、黒崎の自己紹介は終わったらしく、チーム全員(+俺+友人)から拍手が起こる。
監督、若杉さん、スタッフ、黒崎本人はすべて笑顔。今まで見たことがないような笑顔。
まずは最初に出てきた若杉さんにちょっと話しかける。
俺:やりましたね。若杉さん。今日はドーンとデカイ態度に出てください。
若杉(兄):僕はなにもしてないですよ。それに僕はいつも謙虚ですよ。(こぼれんばかりの笑顔)ん?ん?ん?
「僕はなにもしてない」と彼は確かに言ったが、コレは彼なりの謙虚さのアピールだったのだろう。じゃないと動く人がいない。いや、そうに違いない。続いて監督・・・ は記者と話しこんでいて隙がない。
記者:・・・とかも考えるとつらいと思うんですけど。(いつもどおり真面目な顔)
監督:そりゃぁ年齢を考えたらつらいでしょうねぇ。だけど・・・(やっぱり笑顔)まだ合流したての選手にそこまで話が飛んでいる。記者さんだって生でプレーを見たことがないだろうに。
ついに黒崎本人が現れる。
握手をしながら談笑。俺:「黒崎さん得点王期待してます。」
黒崎:「どうもありがとうございます。」(営業スマイルか?)笑顔ながらも俺とは目をあわせない。ちょっと腹が立ったから手を離さずにクギを刺しておいた。
俺:「本当に期待していいんですね。」(黒崎の顔を覗き込む)
ちょっと驚いた黒崎:「(え?) 期待してください。」(自信たっぷり)(え?)のあと、ようやく人間と会話をしている事に気付いた黒崎。俺の目を見たあと、推定40kg以上の握力を込めて手を握り返してきた。
痛ぇーっつーの。黒崎の顔はかなり寺川に似ている。愛想のいい寺川って感じか。
ようやく監督が開放され、隙を見て話しかけた。
俺:「監督、黒崎と寺川って似てますよね。」
監督:「そういや、似てるって誰かが言ってたなぁ。」(ご機嫌最高)
俺:「黒崎の頭、丸めましょうよ。かく乱作戦で絶対有効ですよ。」
監督:「(バカヤローと言いたげに)それじゃぁ勝てねーよ。」(いまだ絶好調)かつてないほど監督の機嫌は良い。
選手が一人一人帰りはじめた。
黒崎加入の影響を、恐らく一番強く受けている選手に俺は話しかけた。
「簡単にはレギュラー取れなくなったけど、負けるなよ。」
「ハイ、まかせてください。」10代の持つ恐いもの知らずか、彼の持つ才能からか。彼は笑顔で帰っていった。
注釈 : 監督は、反町康治。最終行の10代の彼とは、氏原良二選手のこと。
コメント
>学校が。。。
時は移ろい流れてゆくものなのですねw
>アゴだったら秋葉の方が。。。
誹謗中傷が含まれる文章をアップしないでください。
アルビサポーターの品位を疑われてしまいますw
良い仕事しましたね。ありがとうございます。
ああそうか。
「風流日記」の中を探していたのだが、「still growing up」の、しかもBBS書き込みだったのか。
見つけられなかったわけだ。
この頃まだ10代だったウジも今や…(以下略)
>ぐっちいさん
結婚しましたもんね。