三月二十六、二十七日、県内各所にスポーツクラブののぼりが掲げられ、東日本大震災の被災者支援を目的とした募金活動「Team TOCHIGI プロジェクト」が行われた。元サッカーJ2栃木SCの佐藤悠介氏の呼び掛けに、県内のプロ、アマチュアクラブのサポーターが応じた。
県内には四つのプロスポーツクラブがあるにもかかわらず、これまで四クラブが一体となって行動を起こすことはほとんどなかった。所属リーグや各クラブそれぞれの事情があり、高いハードルがあるのは十分に理解しているつもりだ。だが、大きく「スポーツ」「栃木」というくくりで考えた時、志を共にする仲間である意識が希薄だったのも事実だと思う。
そうした中、クラブに先立ってサポーターが心を一つにし、共通の目的に向かって動いた意義は非常に大きい。サポーター同士が互いに興味と理解を持ってリスペクトし合う関係が深まれば、被災者支援にとどまらず、栃木のスポーツ界にとって大きな一歩になり得るはずだ。
もちろん比べるものじゃないんだけど、アルビのチャリティーマッチの募金額が500万だったことを考えると、栃木の活動は素晴らしいと言えるのかも。