【井戸端News】記事紹介2点

少々前のものになりますが、サポリンSNSのコミュニティなどで紹介されていたインターネット上の記事を2点リンクします。


春秋制だっていいじゃないか(Asahi.com)

http://www.asahi.com/sports/column/TKY200903240190.html

今年の2月、朝日新聞で3回に渡って、秋春シーズン制移行問題を検証する記事が掲載されました。ロシア・ドイツ・デンマークを取材した記者の、総括的な意見をまとめた記事です。
“秋春制移行を考える前に、まずは春秋制の中でどう改革して日本のサッカーを良くしていくかを考えるべきだと思う”
と結んでいる。

海外事情にも詳しいことを”売り”にする記者ならば、このように現地取材によって得た事実と関係者の証言など取り上げ、その上で意見を書くのがお仕事のはず。そこんとこ頼みますよ、カネコさん。

チームがないのは、わずか11県。急拡大した「地方プロチーム」は本当に根付くのか?(DIAMOND online)

http://diamond.jp/series/sports_opinion/10049/

スポーツライター相沢光一さんによる記事。J2の成功によって、バスケットや野球独立リーグなど、それまでプロスポーツとは無縁だった地方都市にも続々と「おらがチーム」が誕生していると紹介している。さらに、アルビレックス新潟の成功が大きな影響を与えていると評価。全国各地に拡大したことで、今ではプロチームが無いのはわずか11県なのだそうだ。変遷の地図が興味深い。(1999年の新潟が塗られていないのは間違いですけれどね)

その一方で、はたして拡大するプロスポーツを、地域は支えていけるのだろうかという問題提起も。たとえば富山は人口111万人にサッカー、野球、バスケの3チームがあることを心配している。

が、欧州では小さな都市にも人気クラブがしっかり根付き、サッカー以外にもラグビー、ホッケー、卓球、バスケなど、意外と多くのスポーツがそれなりに観客を集めているのも事実。富山県の人口が111万人しかいないと考えるか、111万人もいると考えるか。正解はおそらく、まだ誰にも分からない。

地方都市のサッカーチーム生き残りという意味では、新潟が大きく取り扱われている現在発売中のサッカーダイジェスト、『地方クラブの底力』の記事と合わせて読むと、より良いと思います。