日本サッカー協会の将来構想委員会は9日、「秋春制へは移行しない」との結論をまとめ、鬼武健二委員長(Jリーグチェアマン)が協会常務理事会に報告した。協会理事会の諮問機関である将来構想委の結論が出たことで、秋春制への移行見送りが事実上決まった。
本日の新潟日報を含め各報道を読むと、犬飼会長は強固に秋春制移行を主張したものの、J側は実は最初から冷め調子だったと見るのがおそらく正解かと。経営面から考えれば、7、8月の興業を手放して1、2月に興業するというのは、どのクラブも「そんなの、おっかねぇ」というのが本音。
署名を受け取ったJFAの田嶋専務理事はその際、サポーターから犬飼会長発言に対する問題点を指摘される度に、「私は(会長から)なにも聞いていないのだけれどな・・」とぼやいていたとのこと。 「やるぞ」「検討しろ」という言葉だけが上から降りてきて、その先の具体的内容はほとんど討議されていなかったのかもしれません。
なお犬飼会長は会議後、「人と会う予定がある」との理由から、報道陣の取材要請に応じず。今日(10日)改めてコメントを発表すると広報を通じて発表した。